はじめに
昔ポルトガルに住んでいた頃、ショッピングをしていて驚いたことがあります。
それは、フィンランドの人気ブランド「Marimekko(マリメッコ)」の商品タグに、
Made in Portugal
と書かれていたことでした。
マリメッコといえばフィンランドを代表するデザインブランド。
鮮やかな色使いや大胆なプリントで知られ、北欧デザインの象徴とも言える存在です。
そのため、
「マリメッコってフィンランド製じゃないの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
実際には、マリメッコの商品にはフィンランド製だけでなく、ポルトガル製、エストニア製などさまざまな生産国のものがあります。
この記事では、
- マリメッコとはどんなブランドなのか
- なぜポルトガル製の商品があるのか
- ポルトガル製だから品質はどうなのか
- 実際にポルトガルで暮らして感じたこと
についてご紹介します。
マリメッコとは?
Marimekko(マリメッコ)は、1951年にフィンランドで創業したデザインブランドです。
創業者はアルミ・ラティア(Armi Ratia)。
大胆な色彩と大きな柄を特徴としたテキスタイルデザインで世界的に知られています。
特に有名なのが、
Unikko(ウニッコ)
と呼ばれる花柄シリーズです。
一度見たら忘れられないデザインで、日本でもバッグや食器、ファブリック、小物など幅広い商品が人気を集めています。
北欧雑貨好きなら、一度は目にしたことがあるブランドではないでしょうか。
フィンランドブランドなのに「Made in Portugal」?
私が最初にマリメッコの商品タグで
Made in Portugal
を見つけた時は少し不思議に感じました。
でも実は、これは珍しいことではありません。
現在のファッション業界では、ブランドの国と製造国が異なるケースは非常に一般的です。
例えば、
- イタリアブランドでもポルトガル製
- フランスブランドでもポルトガル製
- 北欧ブランドでもポルトガル製
ということは珍しくありません。
ブランドのデザインや企画は本国で行い、生産は品質の高い工場で行うという仕組みです。
その中で、ポルトガルはヨーロッパ有数の繊維・アパレル生産国として知られています。
ポルトガルは実はヨーロッパ有数の繊維産業国
ポルトガルというと観光やワインのイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、
- テキスタイル
- アパレル
- 靴
- 革製品
などの製造業が非常に発達しています。
特に北部のポルト周辺には古くから繊維産業が集まり、多くのヨーロッパブランドの商品が生産されています。
世界的なラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドがポルトガルの工場を利用していることも珍しくありません。
そのため、マリメッコの商品に
Made in Portugal
と書かれていても、不思議ではないのです。
ポルトガル製だから品質が高い理由
私自身、ポルトガルで暮らしていて感じたことがあります。
それは、
「ものづくりの質が高い」
ということです。
特に印象的だったのは、
- 洋服
- 靴
- バッグ
- インテリア用品
でした。
日本ではあまり知られていませんが、ポルトガルはヨーロッパでも靴の生産国として高い評価を受けています。
実際に現地で購入した革靴やバッグは、何年使っても型崩れしにくく、とても丈夫でした。
また、縫製も丁寧で、細かい部分までしっかり作られている商品が多い印象でした。
そのため、
Made in Portugal
という表記を見ると、
「品質面では安心できそうだな」
と感じるようになりました。
マリメッコの商品タグを見てみよう
マリメッコの商品をお持ちの方は、一度タグを確認してみてください。
商品によって生産国が異なる場合があります。
例えば、
- Made in Finland
- Made in Portugal
- Made in Estonia
- Made in Turkey
などが見られることがあります。
これは偽物という意味ではなく、ブランドが複数の国の工場と協力して生産しているためです。
生産国が違っても、ブランド側の品質基準を満たしていることに変わりはありません。
ポルトガル製マリメッコの魅力
ポルトガル製のマリメッコ製品には、マリメッコらしいデザインの魅力はもちろん、ポルトガルのものづくりの技術も感じられます。
特に人気なのは、
バッグ
トートバッグやショルダーバッグなどは、日本でも人気の定番商品です。
アパレル
ワンピースやブラウスなど、鮮やかな柄を生かしたアイテムが揃っています。
テキスタイル
クッションカバーやテーブルクロスなど、北欧らしいインテリアを楽しめます。
ホームアイテム
キッチン用品やファブリック製品なども人気があります。
ポルトガルに住んでいて感じた「長く使う文化」
ポルトガルで暮らしていて感じたのは、
「良いものを長く使う」
という考え方です。
日本のように次々と新しいものへ買い替えるというより、
気に入ったものを大切に使う人が多い印象でした。
そのため、
流行だけを追いかけるのではなく、
- 品質
- 着心地
- 耐久性
を重視する文化があります。
マリメッコのように長く愛されるブランドと、ポルトガルのものづくりは意外と相性が良いのかもしれません。
マリメッコ好きならポルトガルブランドもおすすめ
もしマリメッコのデザインや世界観が好きなら、ポルトガルのブランドや雑貨にも興味を持つかもしれません。
例えば、
- ポルトガル製食器 Costa Nova
- Bordallo Pinheiro
- Vista Alegre
- Parfois
- Lanidor
などがあります。
北欧とはまた違った魅力がありますが、
「長く使える良いもの」
という点では共通している部分もあります。
まとめ
マリメッコはフィンランドを代表するブランドですが、商品によってはポルトガルで生産されているものもあります。
それはコストだけが理由ではなく、ポルトガルがヨーロッパ有数の繊維・アパレル生産国として高い技術を持っているからです。
私自身、ポルトガルで暮らしていた経験から、現地の縫製技術やものづくりの丁寧さには何度も驚かされました。
もしお手持ちのマリメッコ製品に
Made in Portugal
のタグを見つけたら、
その背景にはポルトガルの職人技術と長い繊維産業の歴史があることを思い出していただけたら嬉しいです。
そして、マリメッコをきっかけに、ポルトガルという国のものづくりにも興味を持っていただけたらと思います。
